癒しと幸福の館神経症の克服〜幸せな生活から奈落の底へ                                                                                                                                                                                                                       

神経症

                                                                                                                                                                   

                                                                                                                                                    

神経症の克服

神経症から復活

神経症

このページでは、私が長年に亘って患ってきた神経症について綴っています。
今もほんの少しだけお薬を服用しています。
でもほとんど完治に近い状態まで来る事が出来ました。

私は、この長い期間の神経症経験があったからこそ、今「癒し」について考えたり
体験したりして、その時間を楽しんでいるのだと思います。
私の実体験を通して、神経症は良くなるという事を皆さんにわかって
もらえたら幸いです。

〜プロローグ〜 

「最初の症状があらわれた時」

私は、今から10年前に神経症にかかりました。
   それは、突然の出来事だった。

それは突然の出来事でした。

いつものように仕事を終えて、帰りの電車(超満員の小田急線)に乗りました。
そしてその身動きのとれない電車の中で、突然恐怖感に襲われました。
今、この空間から出られない、逃げられないという・・・
駅を出発してすぐこの感覚に襲われました。

その電車は急行で、次の駅まで10分位は停まりません。
その間心臓の鼓動は激しくなり、気を失いそうになりました。
なんとか10分間持ちこたえ、次の駅が近づくにつれて落ち着きを取り戻して

行きました。

落ち着きを取り戻したので、このまま行けるだろうと思い乗車を続けました。
ですが、駅を出発した瞬間再び同じ感覚に教われました。

この日はなんとか自宅まで辿り着きましたが、帰宅後もその事が頭から離れず
恐怖心でいっぱいになりました。そしてその夜はほとんど寝られませんでした。

〜第一章〜

「それから会社を辞めるまで」

翌日急行電車には乗れないと思い、各駅停車の電車で職場に向かいました。
当時私は、旅行会社で営業をしており電車で営業先に向かう毎日でした。
その日から、電車の中での恐怖感と向き合う日が続きました。
でも乗れば乗るほど、各駅の電車の中でも同じ感覚を覚えるようになりました。

最初の感覚を覚えてから数日後、仕事で繁華街の雑踏の中を歩いていた時、
「不安神経症?・・・」




退職、そして無職・・・

気が狂うのではないかという、電車の感覚とは違った恐怖感を覚え、
もういてもたってもいられずに、とある病院の神経科に駆け込みました。

そこでの先生の診断は、「不安神経症」とのことでした。
そぐにお薬を頂き、その場でのみました。
こんな状態では仕事も続けられるわけもなく、またこの状態を会社にも言えず
会社内での配置転換も申し出ることも出来ず、退職を余儀なくされました。

〜第二章〜

「退職後の生活」

不安神経症にかかる3年前に結婚をしており、子供はいませんでしたが、

それなりに幸せな日々を送っていました。

しかし不安神経症にかかってからは、無職で病院に通う毎日が始まりました。
薬の量も徐々に増えていきました。
ですが、一向に良くなる兆しもなく、むしろ悪化しており、病院もいくつも変わり
ました。

この電車の中で起こる恐怖感だけでなく、日々の生活の中でも、いろんな事に
恐怖感や違和感を感じるようになり、精神的にもイライラするような状態でした。

でも、電車に乗れるようにならなければと、電車に乗る練習もしました。
最寄駅から新宿まで(結構駅数あります)毎日一駅ずつ増やしていき、恐怖感と
戦いました。

練習の甲斐あって各駅電車には乗れるようになったものの、急行の電車は乗る
勇気はありませんでした。

また私生活は無職だという事もあり、毎日イライラして、荒んでいく一方でした。
   「電車恐怖症」


  荒んだ生活・・・

自分が悪いのにも関わらず、妻に罵声を浴びせる毎日・・・
こんな生活に妻もとうとう耐えられなくなりました。

〜第三章〜

「離婚と故郷の大阪に帰るまで」

その間仕事も何度か探して就こうとしましたが、就いてもちょっとの期間で退職する、
そんな状態が続きました。精神的にもこの時は働ける状態になく、すぐに辞めてしまいました。
大阪にいる親兄弟もこの状態を知っており、何度も東京に来てくれて怒ってくれたり、
慰めてくれたり・・・

ですが結局、イライラの続く自分といつまでも私が無職の状態に耐えられず、妻は
うちをでていってしまいました。
最初に不安神経症にかかってから、6年の月日が流れていました。

またこの時期、父親が癌で倒れ、入退院を繰り返していました。
ですが、東京で神経症の真っ只中にいた私は、自分の事しか考えられず
そんな父を心配するどころか、お金の工面を頼むような状態でした。

長い間、病気と戦っていた父ですが、結局この間お見舞いに行ったのは、
離婚、




そして父の死・・・

ほんの数回でした。
2000年1月に父は他界しました。

大阪から父がもう危ないと連絡が来て、東京から駆けつけました。
亡くなる2日位前だったと思います。

病室で父と二人きりになりました。
父の意識もはっきりしていました。
父は最期まで、こんな状態の私の事を心配していました。
そして「もう大阪に帰ってきて、家族と仲良く暮らしなさい。もう一度
一から頑張りなさい」という言葉をかけてくれました。
自分が重い病気にもかかわらず・・・

結局この言葉が最期となりました。
そして私はこの言葉がきっかけとなり、十数年暮らした東京を離れ、
故郷・大阪に帰る決意をしました。

〜第四章〜

「大阪での再出発。そして現在まで」

大阪に帰ったのはいいのですが、6年以上も定職に就いていなかったこと
大阪での再出発、



親兄弟の愛によって・・・

もあり、リハビリという意味で、兄の知り合いの会社でアルバイトという形で
お世話になることになりました。

最初は、遅刻や欠勤が続きました。
その後、兄の会社でも働くことになり月日を重ねました。
勤務状態は良くなったものの、未だにキレやすかったり、
ある種の恐怖心が付きまといました。

そんなある日、ふとしたきっかけで兄の会社を飛び出しました。

そして自分で仕事を探し、あるリラクゼーションの会社に就職しました。
こんな自分でも雇ってくれた会社に感謝しながら、一生懸命に働きました。
その間も通院とお薬の服用は続きました。

ある時、お店の店長に選んでいただき、更にやりがいを持って、仕事を
するようになりました。
そして現在に至っています。

〜最終章〜

「不安神経症を良くしたもの」


病気になってからもう十年以上が過ぎようとしています。
今もほんの少しお薬を服用していますし、電車に関しても
特急や急行電車は、今でも多少の恐怖心を感じます。
でも乗れるようにはなりました。

完全に治ったわけではないのですが、あの一番ひどい状態から
考えると、ホントに良くなったと思います。

こうしてこの十年を考えると、とても辛かったですし、この十年は
取り返しがつかない十年になってしまったという後悔の気持ち
でいっぱいです。

病気も大阪に帰ってきたことが一つの転機となり、だいぶ良くなった
と思います。
環境の変化が好影響を与えたのではないかと思います。

そして、大阪に帰って来たことによって母や兄二人、大切な知人が本当に
無償の愛を与えてくれました。

その事が病気が飛躍的に良くなった一番の要因だと確信を持っていえます。

今は有難いことに仕事も忙しく、母や兄達に会うこともめったにありません。

でもこれだけの愛情を与えてくれた母や兄達、そして知人、大阪に帰ってから
知り合った彼女(付き合い始めたころはまだ病気のひどい時でしたが、病気の
ことを理解してくれ、一緒に治そうとしてくれ、おおきな気持ちで包んでくれました。)
達に恩返しができるように、他の方々からはだいぶ遅れをとってしまいましたが、
もっと上を目指していこうと思います。

そして天国で見守ってくれている父のためにも・・・


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